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無垢フローリングはメンテナンスが大変?
無垢フローリングのお手入れについて
毎日触れる床材に無垢フローリングを選ばれるお施主様が増えて参りました。質感だけではなく、夏サラサラで冬冷たくない床は本当に快適です。「でもやっぱり、無垢フローリングってメンテナンスが大変そう」と思われるかもしれませんが、やってみると意外と簡単で愛着が沸いていきます。
今回は実際のメンテナンスをしながらご説明いたします。無垢フローリングユーザーの方や検討中の方も是非記事を読み、無垢材について考えてみてください。
無垢フローリングについては過去のブログをご覧ください。
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無垢フローリングのメンテナンス
~無垢材~
今回の無垢フローリングは 入居して1年使用したナラ(オーク)のフローリングです。硬くて丈夫なので、小傷なども付きづらい為、あまり神経質にならない良い木材です。1年目では、まだまだオイルを塗らなくても綺麗な状態ですが、長くきれいに保つために、オイルを塗って、綺麗な時期を更に伸ばしてあげます。
~準備編~
↑(現在は一般販売されておりません。ウィルホームまで)
植物性オイルなので体にも優しいです。
・綺麗なウエス 数枚
使い捨てになってしまいますが、綺麗なタオルなどを使ってください。
・メラミンスポンジ(激落ちくん)や紙やすり(250~1000番)
・所有時間3~5時間
10時から始めるとお昼は過ぎてしまいます。ご主人一人で行う際は家族の協力を得ましょう。
・家具の移動
フローリングに接している家具、ソファなどをできるだけ移動してください。難しい場合は2回に分けて塗ることも可能です。その場合は2~3日以内にもう半分も必ず施工してください。(塗りムラ防止のため)
~作業編~
- 掃除機
・細かいゴミやほこりを掃除機で取り除きます。この後の作業に響きますので念入りに掃除します。
- 水拭き
全体を硬く絞った雑巾で水拭きします。水ジミや皮脂油が多い箇所は念入りにふき取ると意外と落ちます。1年間の汚れをふき取るイメージでごしごしやります。
- メラミンスポンジ、紙やすりで簡単な補修
あまりにもシミがひどい箇所、ささくれがでてしまった箇所はメラミンスポンジ→紙やすりの順で削り落します。綺麗な木肌が出てくるので周りの無垢とムラが生じますが、この後すぐにオイルを塗りますのできにしません。
- クランプオイルを塗りこみます。
誰が塗っても綺麗に塗れますのであまり神経質にならずに塗ります。
【薄く、テカらせず塗る】をイメージして作業します。
ウエスに少量取り、なじませるように塗ります。
ムラを気にせず、塗ってない面がないように塗ります。
蜜蝋が入っているため、オイルの伸びが悪いです。根気よく塗りこみます。
ある程度塗ったら(1m×1m)乾いた別なウエスで、余分なオイルをふき取ってください。
拭き残しがあると、乾くのが遅くなるので、しっかりとふき取ります。
以上の作業で一通り塗り終わりましたら、窓を開け、喚起しながら乾かします。可能であれば、3時間以上乾かしてから家具などを戻してください。(サーキュレーターなどあれば活用します)乾燥が不十分の場合は、歩くと少しヌルヌルしますが、体に影響がありませんので、気にする必要はありませんが、ただし衣服が汚れたり、足の裏についたオイルが他の部屋に移る可能性があるので気を付けてください。
~オイル塗り後の床~
木目の床が潤い、少し濃くなりました。以前の傷やシミも綺麗になり新品以上の素敵なフローリングに仕上がりました。木もしばらくは弾くので、水ジミも軽減されます。
オイルを毎年しっかり塗ることで、いつまでも綺麗で愛着の沸くフローリングになります。また、お子様が大きくなったタイミングで、家族全員で無垢フローリング全面を紙やすりで削り出すことで、新品のフローリングに戻ります。リフォームをしなくても新品のような使い方ができるのが魅力ですよね。
メンテナンスの時に綺麗になるのであれば、日ごろから傷や水ジミに過敏にならなくて済みますよね。合板のフローリングは傷も水ジミも付きにくいですが、以上のようなメンテナンスができません。何年も楽しみながら、快適に過ごせる無垢の魅力がメンテナンスを通じて伝われば嬉しいです。
今回のメンテナンスをしたお宅
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