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白と木のシンプルな佇まい。17坪+ロフトでもぜいたくに。おおらかに。
狭いとは言わせない、床面積17坪+ロフトの、小さなお家。
狭小住宅、なんてよく言われる言葉ですが、こんな表現をしていますと「狭そう」とマイナスなイメージに捉えてしまうかもしれませんね。
でも今回ご紹介するこちらのお家は、狭いと感じさせない工夫がたくさん詰まったお家だと思います。
光をふんだんに取り込み、白と木の良さを最大限に引き出した狭さを感じさせない工夫と使いやすさを実例をもとにご紹介します。
白を基調として無垢の木のやさしさが薫るシンプルな空間です。奥行きのある長方形なので、家具を置かずに収納場所を使いやすい場所に設置しています。
また、家事など一つ一つの細かい所作を想定して使いやすい手作りの造作をしつらえ、無駄のないスペースを意識的に作り出します。
窓は南からの陽が小上がりの和室に差し込みます。狭い条件であっても、リビングからのつながりを出すことで圧迫感は感じられません。
例えば階段もストリップ階段とアイアンの手すり、天井の格子(スノコ床)にすることで、リビングに居ても開放感がより感じられます。
奥のキッチンはゴミ箱が収納できるリクシル製リシェルを使用。キッチンの反対側は調理、食卓、食器収納もできる一台で三役をこなす収納兼ダイニングテーブルがあります。
リビング側からの収納兼ダイニングテーブルは、施主様の大好きな読書のための本棚が並びます。食卓テーブルは折り畳むことができるので、使わないときはお部屋を広くつかえます。
こちらはリビング収納と腰掛けができるベンチ型収納です。本棚から本を取り出して読書をしたり、趣味の裁縫道具をキャスター付きの造作ボックスに入れれば、お部屋の好きな場所で楽に道具を出し入れできます。
玄関からみたLDKです。やさしい杉の木の風合いと広がりを感じさせる白の空間はとても17帖とは、と狭さを感じさせません、
南と東からの窓からは光が差し込み、無垢杉のフローリングはその角度によって淡い表情を変えてくれます。
こちらは2階からロフトを見上げた画です。2階の廊下とロフトは格子(スノコ)床になっています。この利点はどこにいても光の明るさが一定になり圧迫感を軽減することと、シーリングファンで空気や温かさを1階からロフトまで循環できることです。
手前のスペースは洗濯物を干すスペースがあり、陽が差し込むベランダにつながっています。2階のバスルームから階段を上り下りすることなく、一直線で洗濯家事を完結できて、大変使いやすいと思います。
2階の奥にはバスルームと洗面があります。すっきりと使いやすい洗面台もオーダーメイドです。お家全体のやさしいイメージやデザインを細かな造作の木や配置にも木配ることは、居心地の良い空間を作るためには非常に大切なことです。
2階から上がった4帖半のロフト。造作の本棚にはたくさんの蔵書が連なることでしょうね。
いかがでしたか?
使いやすさや居心地の良さを私たちは一番大切にして、家づくりをしています。
永く暮らすごとに味わいのでる天然木をふんだんに使い、どんなに細かいことでも、すっきりと、心地よく暮らせるために。
さまざまな知見と経験から、みなさまの暮らしのイメージを形造っていくことが私たちの使命であり、喜びです。
私たちの家づくりをご覧になりたい方は、いつでもお気軽にご連絡ください。